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2005.06/04(土) | 編集

地球に生息する細菌が火星で生き延びる可能性ありとする新しい研究発表がなされた。

mars.jpgフロリダ大学の研究チームによると、少なくとも一種以上の地球の細菌が探査用ロボットに付着しそのまま火星まで辿りついている可能性があるというのだ。このことから、今後火星で生物の存在が確認された際に、それが火星固有の生物なのかそれとも地球から運ばれた(もしくは他の天体からの外来種)なのかを判断する必要が出てきた。

更に火星の表面は強い紫外線に曝されており、地球の細菌が生きられる環境ではないということがわかっている。そのことは実際の研究結果でも示されており、地球上で最も過酷な環境生きることが出来る細菌(※)ですら火星レベルの紫外線に曝されては5分ともたないのだ。

しかし、もしその細菌が火星の土壌の中にたった1ミリでも潜っていたならば、少なくとも24時間は生き延びる可能性がある。そして万が一にせよ条件が整えば、その細菌は成長までこぎつけ、結果、繁殖する可能性だってあるのだ。

とは言ってもやはり火星の環境が地球の生命にとって苛酷なものであるということに変わりはない。紫外線のみならず、気温や気圧の低さ、そして乾燥状態がよりいっそうその環境を過酷なものにしているのである。

また、この研究によりもう一つわかったことがある。それは生命の生きた証、例えばクロロフィル(葉緑素)や酵素の働きが、上記の細菌の死滅後も少なくとも数時間以上は持続するということである。火星での生物調査で、まさにこれらの指標を生物が生きていたという証拠にするためには、更にそれを裏付ける(それが地球から運ばれたものではないという)証拠を探さなければならないだろう。

(※)the blue-green algae Chroococcidiopsis sp. 029(藍藻の一種?)

【source】Earth bacteria could invade Mars(The Register)

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