昨日は久々に小学生以来の友人Rがうちに遊びにきました。もう4年ほど会っていなかったでしょうか――。かつてはうちの冷凍庫を勝手に開けてアイスを食うほどの行儀の悪さ(小学生時)だったのですが、まあそれほど親しい間柄だったのですが、それが昨日久々に会うとびっくりするぐらい行儀がいいのなんのってもう――。
久々ということもあり、色々な話をしましたが、その中でRから非常に衝撃的な告知を受けました。それは、彼はここ半年の間水分(糖分を含まない)と一日一食のサラダだけで生活しているというのです。
このブログでも過去に「不食」についてのニュースを載せましたし(下記の【see also】参照)、俺自身そういった人間がいても別に不思議だとは思っていなかったのですが、まさか自分の友人にそういった人間がいるとは夢にも思っていませんでした。
Rの話では、いきなり現在のような「不食」の状態になったのではなく、意図的に食事量を減らしていき、徐々に身体を慣れさせていったのだそうです。この試みを始めた当初は、お腹が空いて仕方なかったとか。皆さんは空腹を1時間ほど我慢すると不思議と空腹感が消えた、という経験をしたことはありませんか?Rの話では、毎日のように空腹感を身体に感じさせることによって最初は1時間ほどして消えていた空腹感が30分、15分、10分…と徐々に短くなっていき、最終的にはほとんど空腹を感じることがなくなるのだというのです。
また食事量を減らす際に気をつけなければならないことは、よく噛むこと、そして糖分を極力摂らないようにすることだそうです。よく噛むことによって今まで持っていた食への感覚が変化するのだと言います。
Rの場合は普段食べていた白米に少しずつ玄米を混ぜていったそうです。俺もそうですが、普通の人は玄米よりも白米の方がおいしいと感じると思います。しかしRは、よく噛むことによって今まではわからなかった玄米の味を感じることが出来るようになったと言っていました。そして、そのうち玄米だけ食べるようになり、最終的には玄米も食べなくなったそうです。肉などの食べ物も徐々に減らしていったそうです。(理論が飛んでますが俺の頭じゃこれが限界なんで悪しからず。)
また、このプロセスを経ることによって味に対する欲求がなくなるのだとも言っていました。つまり、最終的に「不食」の状態になると、普段我々が食に対して抱いている「おいしい」とか「旨いものが食べたい」といった感情(感覚と言った方が的確か)を持たなくなるのだというのです。Rもこの辺の感覚については説明しずらそうでした。「不食」という状態に到達して初めてわかる感覚なのかもしれません。
それから糖分の摂取についてですが、何故糖分の摂取を極力避けるほうがいいのかというと、糖分には中毒性があるからだそうなんです。一度糖分を取ると身体がまた糖分を欲しくなるのだそうです。Rの話とは違いますが、先日俺が見たTV番組で、「糖分と脂質を一緒にとれる食事は非常に強い中毒性を持つ。」ということを言っていました。
話は変わりますが、Rは毎日のようにボクシングジムに通っているそうです。普通に考えると、激しい運動の後にはタンパク質や炭水化物などの栄養素を摂ることが必要となるはず。なぜなら運動で失われたエネルギーの補給を怠れば、筋肉痛や疲労が長く身体に堆積したままになってしまうからです。そんな状態で練習を続ければ、日に日に疲労度は増し、そのうちに普段の生活にさえ支障をきたすようになるはずです。
しかしRの場合はボクシングジムに通って毎日エネルギーを消費しているにもかかわらず、今まで述べてきたように「不食」の状態で半年間も過ごしてきているのです。Rが言うには、累積疲労や筋肉痛がないどころか、寧ろ「不食」の状態になってから体力が上がった、回復が速くなったとさえ感じたそうです。言うまでもないですが通常では考えられないことです。
ちなみに、Rは勿論ガリガリではありません。脂肪はほとんどないですが、がっしりとしはいかないまで、きちんと筋肉がついています。この「不食」で体重が落ちているということはないのだそうです。但し、最初の方で述べた「不食」の状態になるまでの空腹感を感じていた期間は体重が落ちたそうです。
そして更に驚くべきことは、Rは毎日4時間半しか睡眠をとらないのだそうです。普通の日常生活を送っている人が4時間半しか寝ないと言っても、それは意思の強さでどうこうなるレベルの話ですが、激しい運動(ボクシング)をして毎日4時間半となれば、少なくとも俺には、驚異的というか最早現実味の無い数値に、聞こえます。
Rは睡眠時間の短い理由を、胃が食べ物を消化する際に使用するエネルギーを「不食」によって削減できるためとしています。彼曰く、我々一般人が考えている以上に胃は食べ物を消化する際にエネルギーを消費するのだそうです。そのために眠くなる。食べれば食べるだけ眠くなるのだと。そのため身体の回復を図るだけなら4時間半で事足りるのだそうです。
そう言われればRが4時間半の睡眠で足りるというのもなんとかうなずける??。しかし、回復の根本的な問題、栄養分を身体の中に摂りこまないという事実が疑問として存在しつづけていると思うのですが――。
ここまでメチャクチャな順序で話を進めてきましたが、最後に。この試みを成功させるためにはやはり「信じる」ことが必要だとRは言っていました。半信半疑なのであればやらないほうがいいと、全ては気の持ちようなのだと、そう言っていました。"病は気から"という諺があるとおり、人間気持ちが重要な事柄もたたありますから、出来ることも出来ないと思ってしまえばそれでおわりなんですよね。
Rが「不食」の試みを始めるキッカケになった本を紹介します。俺はRが帰った後速攻で本屋をまわり、3店目でこの本を見つけました。ちなみに「生き方」というコーナーで見つけました。
【see also】
- 何も食べず、何も飲まない人々 - 人は不食で生きられるか(X51.ORG)
- 4年間、太陽と水だけで生きる科学者 ドイツ(X51.ORG)
- ジャムパンだけで11年間生きている少年 英(X51.ORG)
- 太陽を食べる男 NASAが研究へ(X51.ORG)
- 65年間、水も食料も摂らずに生きる男(X51.ORG)
- (独)日光を食べる科学者(ブログ内)
【備考】山田鷹夫の不食の会

