地球の引力が大型の小惑星の軌道に影響を与えた場合、最悪の場合衝突の可能性もある。
「2004 MN4」と名づけられたこの小惑星は2029年に地球のすぐ側を通過する。軌道が変わればその数年後に地球に衝突する可能性も。天文学者がはじき出したデータによると、小惑星の直径は1000フィート(約30m)で、地球との距離たった15,000〜25,000マイル(2,4000〜40,000m)の地点を通過するという。この距離は月までの距離の実に1/10である。なお地球のすぐ側を通過する際には肉眼でその姿を捉えることが出来る。
専門家は地球の引力の影響を考慮にいれながらも小惑星の軌道が変わることはないと見ているが、万一軌道が変わってしまった場合、2034年ないしその2,3年後までには地球に衝突しているだろうとのこと。
専門家は小惑星に発信機を取り付け、たえずその位置を把握するべきだと主張している。またこの緊急事態に際し、小惑星の軌道を地球と反対側に反らす方法などを一般の人々からも募っている。
小惑星を構成している物質の解明も急がれている。地球の引力で小惑星の軌道は変わらないとしながらも、やはりその可能性が全くないわけではないため、引力の影響に関係する小惑星の構成物質が何であるのかは是非とも知っておきたいところなのである。なお、2034年ないし2035年に地球に再接近する。
「2004 MN4」は地球に局地的規模の損害を与えるに足る大きさを持っている。これは1,000メガトン(1メガトン=100万トン)もの爆弾を爆発させた威力に相当する。この小惑星は去年の6月に発見され、天文学者によってその5ヶ月後の11月には軌道に関するデータの算出を終えた。天文学者による計算で当初は2029年4月13日に小惑星が地球に衝突される可能性が1〜38(%?)とされていたが、その後のコンピュータによる計算では、小惑星は人工衛星よりも地球に近い地点を通過するが、衝突する可能性はない、とのデータが出た。接近の際には、高速で移動する光り輝く星として、肉眼でその姿を捉えることが出来る。
【source】Giant asteroid to fly Earth by in 2029, mammoth collision is quite possible(Pravda.Ru)
【see also】- 2029年に天体が地球に衝突?(Tokyo Fuku-blog)
- [追加]小惑星『2004 MN4』の監視を、元宇宙飛行士が提言(Wired News)

