ロシア―1歳8ヶ月の幼児が12階の窓から転落したものの、落下地点が雨でぬかるんでいたために奇跡的に命をとりとめた。しかもその後のレントゲン検査で骨折はおろか骨にヒビ一つ入っていないということがわかり、ひどく医者達を驚かした。
1歳8ヶ月のアルセニ君はとても活発な子で1分もじっとしていられないような性質だ。彼の家族は2ヶ月前に今回事件が起こったマンションの12階に越してきたばかりだった。
しかしマンションが建てられて間もなかったために2ヶ月経っても塗料のきつい臭いが残っていたため、アルセニ君の両親は新鮮な空気を室内に入れようといつもキッチンの窓を開けっ放しにしていたのだった。
そして事件の起きた先週木曜の夜もその例外ではなかった。
両親も寝静まった夜更けに目を覚ましたアルセニ君はいつも開いているキッチンの窓から外の景色を見ようと窓の近くにあった腰掛によじ登ったものの、バランスを崩してそのまま転落してしまったのだそうだ。
12階から転落したアルセニ君だったが、雨でぬかるんだ地面に落下したため奇跡的に命をとりとめたのだった。もしあと数センチ、マンションよりに落下していたら彼はコンクリートの地面に叩きつけられ即死していただろう。
第一発見者でマンション管理人のオルガ夫人は当時の様子を語った。「大きな衝撃音が聞こえたので見に行ってみたんです。そのときはまだ誰かがバッグか何かを窓から投げ捨てただけだと思っていたんです。」
「現場に行くと遠目から人形のようなものが見えたんです。でも近づいていくうちにそれが小さな子供だとわかったんです。」
オルガ夫人の夫から事情を聞いたアルセニ君の母親は泣き叫びながら階段を下り、横たわっているアルセニ君のもとへ駆け寄ったという。
騒ぎを聞きつけた周辺住民達は言う。「少年は7分ほど意識を失っていましたが、突然泣き始めて自分の足で立ちあがろうとさえしたんです。でも彼の身体を下手に動かしてはならないと思ったので、動かないようなだめたんです。」
その後病院に運ばれたアルセニ君はすぐさまレントゲン写真を撮られた。しかし出来あがったレントゲン写真を見た医者は驚愕した。レントゲンに映し出された骨にはヒビ一つ入っていなかったのだ。まるで12階から落下したのが嘘かのように。
アルセニ君は12階から落ちたにもかかわらず軽い脳挫傷、脳震盪(のうしんとう)、胸部及び腹部の打撲のみですんだのだ。通常2階から落ちるとこの程度の傷を負うそうだが、今回はその6倍の12階からなのだから正に奇跡としかいいようがない。
彼は様子を見るためにまだ入院しているものの、今後彼の様態が悪化しなければ今週にも退院が許される予定だ。
この幸運の記事を喜びで締めくくりたいのだが、残念なことがある。それは今回起きた転落事故の責任が両親の過失にあるとされているのだ。母親に至っては親権を剥奪される可能性すらあるのだ。
【source】Little boy survives fall from 12th-story window in Moscow(Pravda.ru)
【see also】- 20m落下した男性助かる(Tokyo Fuku-blog)
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