近年、ポルノ指向を強め始めた中国市場。その波に乗って河南省鄭州にある遊園地センチュリー・アミューズメント・パークでは、「ミニスカートの女性は入場料半額」キャンペーンが今月1日から8月末までの日程で開始された。
同遊園地は入場料が80元(約1085円)と中国ではちょっと高めで来園者が減少していた。そんな状況を打破しようと計画されたのが今回のミニスカートキャンペーンだ。対象となるのは18歳以上で、丈が38cm以下のスカートをはいている女性。
「ミニスカートをはいて夏を涼しく爽やかに過ごそう!」とのスローガンで始まったこのキャンペーン。チケット窓口にいる2人の女性従業員と支配人が女性客のスカートの丈をチェックするシステムになっている。
このキャンペーンの真の目的はなんだ?との憶測が飛び交う一方で、この手のマーケティングは社会倫理やモラルを逸脱しているとの批判の声も挙がっている。
遊園地側は「隠れた意図などありません。我々はただ来園者の心をくすぐる新鮮なキャンペーンを、と考えているだけです。」とコメント。
近年の中国のマーケティングには性描写が急速に浸透し始めている。最近では国内の下着メーカーが16人のビキニ少女を使って街頭プロモーションを行なったために、集まった人だかりで交通渋滞を引き起こし、その場が一時騒然となる事態も発生している。
また成都に建設されたショッピングセンターのオープニングセレモニーでは、観衆の前で裸の女性達をパレードさせるなど"性"を使った露骨なアピールも見られた。
他にも浴槽やボディーソープなどの会社が共同で繁華街に浴槽を設置して裸の女性を入浴させたり、ビキニの女性を街中で走り回らせたり、"愛を育むベッド"と称して女性をベッドに横たわらせたりと、ありとあらゆる街頭プロモーションが展開されている。
欧米ではこのような露骨な性描写を利用した宣伝広告は一般的である。しかしそれが中国となると話は別だ。伝統的な中国人に対してこれらのマーケティングは非常に侮辱的なものだと言わざるをえない。中国人は気高さを誇り、そして清楚を重んじる民族であったはずだ。このようなマーケティングが今後も続けられれば、中国五千年の歴史が培ってきた残り少ない価値観をも侵食する事態になりかねない。彼らはそれを理解しているのだろうか。
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