女性の多くは少なくとも一度はしつこい男に会ったことがあるだろう。そういった男はいつでも誰とでもセックスしたい、セックスのことしか頭にない、そんな風に見えなかっただろうか。それくらいに彼らのアピールは露骨なものだ。セックスがしたい、セックスについてしか喋らない、そんな男だ。女性にとってそういった男はうっとうしいだけでなく、吐き気さえ催すほどの嫌悪感を覚えるはずだ。そう、彼らはセックス中毒に陥ってしまっているのだ。
カナダでの最新の研究結果は、そういったセックス中毒は一種の精神病であり、幸いなことに治療することが出来る、との結論を提示した。
しかし近年このセックス中毒に苦しむ成人が急増しており、その症状はドラッグやアルコール中毒によく似ている。セックス中毒者はヤってもヤっても性欲が収まらず、常にセックスしたいという欲求に駆られ、その結果、行きずりの相手と性的関係を持つことにさえ何の抵抗も持たなくなる。更に彼らはセックスの幻想に苛まれ、鬱になり、最終的に自分の行動をコントロールできなくなるのである。
様々な情報から、成人の3〜5%がセックス中毒者であると推定されている。そしてそのうちの実に75%が男性で、その中には小児性愛者(ペドフィリア)などもごく僅かだが含まれており、そうした男性が性的関心を持つのは常に限られた範囲(ここでは小児)にのみである。また、彼らは恐らく慣習的な同性愛指向を持っている。
1980年代、「セックス中毒」という新しい見解を生み出したのはアメリカ人のパトリック・カーンズ氏であった。彼は、セックス中毒を社会に受け入れられることのない性的錯誤として位置付け、その症状の進行には4つの段階があると言及した。
- ステージ1:絶え間なくセックスしたいという欲求に苛まれる。
- ステージ2:より強い性的刺激を求め、セックスするに際し、独自の官能的な掟(ex:ペドやロリ)を作る。
- ステージ3:精神的に掟に依存するようになり、自分に対してのコントロールを失う。
- ステージ4:堕落に身を委ね、不可避な鬱に陥る。
少し前までは、セックス中毒は不幸な幼少時代の反動として捉えられていた。セックス中毒者は概して幼少期に、家族と"性"についての話をしなかったが為に、感情や愛情を表現する能力の発達が阻害され、その反動としてセックス中毒に陥いっていると考えられていたのだ。そして現在では、セックス中毒が脳の特定部位の働きによって引き起こされているとの説も浮上してきているが、この説の信憑性にについては些かの争いがある。
そして現在の研究で最も問題視されているのがインターネットである。情報の氾濫するインターネットでは性描写の規制が難しく、一度アダルトサイトに接続してしまうと、密室において個人が止めど無く性的なものに触れることが可能となってしまうのである。その為インターネットは現在人間をセックスの虜にする有力因子の一つとして最も危険視されている。
性科学者によれば、セックス中毒は確かに医学療法によって治療することが出来るが、それには前提として何よりもまず、中毒者が、自分がセックス中毒者であるという事実を受け入れることが必要だという。
セックス中毒者の過度の欲求を緩和する薬も既に開発されているが、しかしその薬が、特にインターネットによるセックス中毒(サイバーセックス中毒)に対して、常に効果的であるとは断言できないという。
しかし心理学者からするとセックス中毒で問題となるのはその放蕩さのみであって、現在騒がれているほどの問題にはならないとしている。
【source】Number of sex-addicted people increases speedily(Pravda.ru)
【see also】セックス中毒の男性が自らのペニスを切断(X51.ORG)
【備考】- 深刻化する「サイバーセックス中毒」(HotWired News)
- 「サイバーセックス中毒」の実態(HotWired News)
- 「セックス依存症」の救われない理由

