宇宙船内でトイレに行くという行為は、地球上のそれとは全く異なる趣を呈している。
宇宙プロジェクトの最先端を行くアメリカやロシアの宇宙飛行士たちは、宇宙空間において、下ネタtoilet humorなんてものはありえないと口を揃えて言う。(写真は露宇宙船ミールのトイレ)
おなかに溜まり、おならとして放出されるガスは、水素やメタンガスなど爆発性のものも含まれている。宇宙船内の微重力空間では、そうしたガスの引火率が地球上よりもはるかに高いのである。
航空宇宙学のエキスパートLi Tanqiu氏は言う。「宇宙飛行士たちは、腸に溜まったガスによって吹き飛んでしまう可能性だってあるのです。またそうしたガスは宇宙カプセル内の空気を汚染したりもします。」
先週水曜日中国が打ち上げに成功した神船6号the Shenzhou-6には、科学者達が特別に作製した"宇宙用トイレ"が備え付けられている。中国が有人宇宙飛行に成功したのはこれで2度目だが、そこには前回の神船5号ではあまり問題にならなかった非常に困難な問題があった。
前回のミッションでロケットに搭乗したのは1人だけで、宇宙空間にいたのは1日にも満たなかった。しかし今回は、複数人がロケットに乗り込み、更に数日間の日程で行われるミッションであったため、そこには"排泄"という問題が立ちふさがっていたのだった。
しかし中国はこの問題にきちんとした打開策を見出した。神船6号のトイレには、プラスチックホースのような便器、更にガス漏れ防止用の空気ポンプが備え付けられており、排泄物は残らず吸出して専用のコンテナに溜まるような仕組みになっているという。
【source】Deadly flatulence: how to excrete without risk in space?(People's Daily Online)
【see also】- 宇宙空間における宇宙飛行士の糞尿問題(X51.ORG)
- 宇宙空間における宇宙飛行士の性交問題(X51.ORG)
【備考】「宇宙 トイレ」(Google検索)

