今週火曜日サウジアラビア政府は、男性による下着などの女性用衣料品の販売を禁止する法令を6月から施行すると発表した。
この法律は既に2年前に制定されており、その目的は女性の雇用機会増加にある。6月19日に施行されるこの法令の対象となるのは男性の店主や従業員で、もし違反すれば罰金などの処罰が下される。
法令では、そのほかにも、女性用下着を売るセクションを店内の他のセクションと敷居などで隔てることを義務付けている。このような極端に保守的な法令は、サウジアラビアの性に対する閉鎖的な側面を如実に現しているといえる。
多くの女性が、男性店員から下着を買わなければならないという現状に不満を抱いていたこともこの法令制定の要因の一つであると新聞各社は報じている。
今週月曜日に経営者らと労働省との間で開かれた会議で、経営者らは同省補佐官Abdulwahid al-Humaid氏に対して、法令の施行を延期するよう求めた。今から施行日まではたった2ヶ月ほどしかなく、経営を全て任せられるほどに女性陣を訓練するにはあまりにも期限が短すぎる、というのが経営者たちの言い分である。
イスラム教が支配するサウジアラビアでは、公共の場全てが男性専用のスペースとファミリースペースとに分けられている。女性はファミリースペースにしか足を踏み入れることが出来ず、しかもさらに条件があり、ストアであれば、そのストアに勤めている夫の妻、もしくは息子の保護者でなければ立ち入ることが出来ないのである。
とすれば、6月からの法令を遵守するために雇える女性というのは自ずと制限され、その中には確実に販売・経営に関して全くの未経験者などが含まれることになる。経営者達が施行延期を求めるのはもっともといえる。
ちなみに、サウジアラビアには試着室というものがないそうだ。
【source】Saudi men can't sell bras(News24.com)
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