ロンドン―イギリスには国産の赤リスRed Squirrelがいるが、19世紀後半に北米から持ち込まれた繁殖力の強い灰色リスGrey Squirrelによって、その生息数は年々減少している。先日、上院議会the House of Lordsでこの問題についての議論がなされていた際、ある貴族議員がこんな提案をした。「灰色リスを食用として学校給食に出してはどうでしょうか。」


この提案をしたのは、湖水地方Lake Districtの赤リス保護団体のパトロンでもあるRichard Inglewood議員で、赤リスを絶滅から守るために直ちに抜本的な行動が必要であると力説した。
「Jamie Oliver氏のような有名シェフから、学校給食に灰色リスを出すことを提案してもらってはどうでしょう。実際に灰色リスを我々の議員食堂のメニューにも載せることが出来たことですし―。」
「メニューに載っているといっても、確かに私もその料理を食べたことはありません。・・・しかし私には実際にその料理を食べる覚悟が出来ています。」
「私は、灰色リスのメニューが入ったディナーに農業大臣たちagriculture ministersを招待したいとも考えています。食用のリスと灰色リス、お皿の上で食事として出されてしまえば、それほどの違いはないと思います。」
「皆さんと同様、私も気が進みません。それは赤リスとて同じことでしょう。しかしもし他に抜本的かつ画期的な対策を見い出せないのであれば、こうするしかないと私は考えます。」
19世紀に北米から持ち込まれた灰色リスは、英国国産の赤リスにとってかわり、国土全体に生息するようになった。灰色リスは赤リスよりも繁殖力や環境に対する適応力が優れている。そしてさらに、彼らは赤リスを死に至らしめるリス痘the Squirrelpox virusを伝染しているため、赤リスの生息数に大きな影響を与えているのである。
現在灰色リスの生息数は国土全体でおよそ200万匹にのぼると考えられており、一方で国産の赤リスは、20万匹しか生き残っておらず、その4分の3がスコットランドに集中している。
【source】Brits urged to eat squirrel(News.com.au)
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