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2006.04/22(土) | 編集

オレゴン州ポートランドに住む33歳の男性が、ネイルガンで自分の頭に釘を打ち込んだものの奇跡的に一命をとりとめた。

nailhead

以前、頭に釘が刺さった男性の記事を紹介したが、今回はその比ではない。彼が打ち込んだ釘の本数はなんと12本というとんでもない数。彼は精神的な障害に苦しんでおり、メタンフェタミン(ヒロポン)の常習者であった。

プライバシーの問題上、男性の身元は明らかにされていない。彼は去年、頭痛を訴えて地元の病院へやってきた。

彼のレントゲンを撮った医師らは、出来上がった写真を見て驚愕した。頭部が写ったレントゲン写真には無数の釘が映し出されており、その数は、右目と耳の間に6本と右耳の下に2本、さらに頭部左側に4本の計12本にも及んでいた。

男性は直ちにオレゴン健康科学大学OHSUに搬送された。しかし男性はOHSUのスタッフに頭に釘が刺さっている理由を尋ねられると急に怒り出し、非協力的な態度を示した。後の精神鑑定で、彼には適正な判断能力及び洞察力が欠如しているとの診断結果が下された。

男性は当初頭に釘が刺さったのはネイルガンの事故によるものと医師に話していたが、後になって、メタンフェタミン服用の事実と、自殺を図って自分で頭に釘を打ち込んだことを認めた。

しかし精神状態とは裏腹に、OHSUに搬送された彼の肉体的な状態は驚くほどの良好であった。

通常、頭部であれば釘が1本刺さっただけでも致命傷になりかねないのであるが、彼の頭に刺さっていた12本の釘は、太い血管や脳幹のすぐそばに刺さっていながら、どれもことごとく外れていたのである。

しかし頭に釘が刺さっていることで彼の命が危険に晒されているということにはかわりがなく、医師らはすぐに緊急オペを開始した。

神経系が集中する頭部をいじるわけであるから手術をする側の立場からすれば、部分麻酔を施して患者の意識を保たせた状態で、術中における患者の反応を見ておきたいところであったが、今回の場合はその本数が本数であるため、やむなく全身麻酔を施して手術に挑んだ。

しかし幸運にも、どの釘も頭蓋骨を貫通しきっていなかったために、医療用のラジオペンチとドリルを使用して外側からすべての釘を引き抜くことができた。もし釘が完全に頭蓋骨の奥に入り込んでしまっていれば、さらに難しい手術となっていたであろう。

手術後、男性は精神医療病棟に移され、そこで1ヶ月近く入院生活を送が、その後医師らの忠告を押し切って退院した。

ネイルガンでの事故はしばしば報告されている。しかしネイルガンによる頭部外傷の65%以上が、なんらかの意図的な要素が加わっているという調査結果が報告されている。

今回のケースでは、男性は自殺願望を伴ったうつ病(気分障害)に苦しんでいた。

男性は、手術後も再び自殺を図ったこともあったようだが、現在はメタンフェタミンもやめ、精神的にも肉体的にも回復していると語っている。

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